まずAfterEffectsの基本から…

こんにちは。デザイナーのIです。
本来なら新卒研修が始まる4月に投稿する内容ですが…
新卒研修中にAfter Effects(AE)で先輩方から実際に注意された中から、
今回は特に印象に残っているポイントを取り上げたいと思います。
「注意された内容」と聞くと、エフェクトの見た目や動きに関することを
想像されるかもしれませんが、 今回はそれとは少し違います。
After Effectsの作業で欠かせないファイル名やフォルダ構成といった
基本的な部分についてお話しします。
1. ファイル名やコンポ名は「自分だけが分かる」では駄目です。
After Effectsやエクスプローラー上のファイル名・フォルダ名は
誰が見ても分かるように命名するのが基本です。
「自分が分かればOKでしょ」と思って作業を進めると
あとで痛い目を見ることがあります。
実際、クライアントやチェック担当の方から
注意されるケースは少なくありません。
作業が進むほどデータは複雑になりますし
他の人と共有する場面も増えてきます。
プロジェクト内のコンポジション名やフォルダ構成はしっかり整理して
誰にとっても分かりやすい状態を心がけましょう。
AEのプロジェクト内の構成を画像にするとこんな感じです。
コンポの内容やどういう種類の素材なのかすぐには判断できないと思います。
個人差はありますが人によっては構成をみて発狂することもあります。
実際、私を指導してくれた先輩は、 構成を見た瞬間に軽く発狂していました。
↑の画像のようにフォルダ分けをしたり分かりやすいコンポ名にすれば
一目瞭然です。
私の場合、以下の内容でフォルダやコンポジションの構成を作成しています。
『01_comp』フォルダに入れます。
この中に『ef』フォルダと『comp』フォルダを作成します。
エフェクトを作成したコンポジションは『ef』フォルダに入れます。

図柄データを入れます。


フォルダ名の最初に番号を振っているのはほかの人が見てすぐ判断できるようにするためです。
担当する案件によりますが上記のような構成で進めていけば問題はないかと思います。
2. コンポジションは必要以上に増やさない!
エフェクトを作るたびにプリコンポジションしていくと、
コンポの数がどんどん増えて管理が大変になります。
もちろん、丁寧にまとめてくれるのはありがたいのですが
修正したいエフェクトを探すのが面倒になることが結構あります。
実際にあった例では、各コンポジションに1つずつエフェクトを追加していく
という構成がありました。
コンポジションがいっぱい配置されてますが…
コンポジションを開くと平面だけ。
平面にエフェクトが入ってる等の構成ならありですが
配置されてるコンポジションすべて同じ構成となると話は別です。
自分だけが分かる構成で進めると他の人が構成の仕方が分からず
注意を受ける可能性があります。
↑の画像のようにできるだけ1つのコンポ内でエフェクトを完結させることを意識しましょう。
編集の効率がぐっと上がります。
今回は基本的な内容を2点紹介させていただきました。
いくらかっこいいエフェクトが出来ても基本的な部分が出来ていないとすごくかっこ悪いです。
演出の見た目や技術だけでなく基本的な部分も意識していきましょう!