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2019-10-09

mayaのArnoldでIDマット(Cryptomatte AOV)

mayaのArnoldでIDマット(Cryptomatte AOV)

こんにちは。
気になった茶葉をあれもこれもと買い続けた結果、茶葉のストックが1年分以上に膨れ上がったデザイナーKです。
お茶に合うお菓子情報、随時募集中です。

それはそうと先程から何かが視界の端でチラチラ…

チラチラどころじゃなかったですね。
以前夏の暑さで溶けたマウスが謎の進化を遂げて帰って来ました…!

以上が今回のあらすじです。

今回のテーマはmayaのArnold、「Cryptomatte AOV」を使用したマットID書き出しです。
本当は「Custom AOV」もしたかったのですがまたの機会に。

Arnoldの「AOVs」は一度のレンダリングで様々なレンダリング要素を書き出すのに便利な機能です。
中でも「Cryptomatte AOV」はIDマットを自動的に作成するもので、
コンポジット時にマスクを使用したい場合に便利です。

「AOVs」公式ページ
https://docs.arnoldrenderer.com/display/A5AFMUGJPN/AOVs

「イメージのコンポジットのための AOV」公式チュートリアルページ
https://docs.arnoldrenderer.com/pages/viewpage.action?pageId=101253902

「Cryptomatte AOV」公式ページ
https://docs.arnoldrenderer.com/display/A5AFMUGJPN/Cryptomatte

01)やる事は非常にシンプルです。
今回書き出す予定の「crypto_material」は割り当てられているシェーダに基づいてマットを作成するものなので、複数のシェーダを割り当てたマウスを用意します。
今回は1つのオブジェクトに複数のシェーダを割り当ててますが、当然複数の
オブジェクトとそれぞれに割り当てられたシェーダという形でも可能です。

02)「レンダー>レンダー設定>Arnold Renderer>AOVs>AOV Browser」を開き、
「Available AOVs」欄の下の方から「Cryptomatte AOV」を選択し、
下の「>>」をクリックすると右側の「Active AOVs」欄に移動するので完了です。
「.exr」に全てマージさせたい場合は「ファイル出力>イメージフォーマット」
追加したAOVsの「driver」を全て「exr」に変更した上で
「ファイル出力>Merge AOVs」にチェックを入れて下さい。

これでマウスを光らせたい時が来ても安心ですね!
備忘録代わりにでも利用して下さい。

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