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2020-08-07

UE4でお手軽デカール!

UE4でお手軽デカール!

こんにちは、デザイナーのFです。
今回はUnrealEngine4(以下UE4)のデカールについて紹介させていただきます。

デカールというと、プラモデル等のディティールアップに使う転写式のシールの様なものを思い浮かべる方も多いかと思いますがUE4のデカールも似たようなもので、簡単に言えばアルファチャンネルで透過させたテクスチャをモデルの上からペタっと張り付けるというものです。

作り方は簡単。
まず貼り付けたい透過テクスチャを用意します。

それをUE4にインポートし、デカール用のマテリアルを作成します。
マテリアルについてはまず普通にマテリアルのベースを作成してマテリアルのエディタを開きます。
「詳細」タブ内の「Material Domain」のプルダウンから「Defferred Decal」を選択。

あとはインポートしたテクスチャをドラッグでマテリアルに読み込み、RGBチャンネルをベースカラーに、A(アルファ)チャンネルをオパシティに接続します。
これで一番基礎的なデカール用マテリアルが完成です。

そして作成したデカールマテリアルをそのままレベル内にドラッグし、貼り付けたいところに配置します。
デカールには貼り付けるための「方向」があるので、デカールのアイコンから伸びている矢印を貼り付けたい面に対して垂直になるよう回転してやって、位置やスケールを調整すれば完成です!

ちなみに、デカールは厚みの情報を持っているので、平らな場所だけでなく凹凸の激しい岩などにも貼ることができます。

これを普通にテクスチャで描こうと思ったらUV周りの調整が大変ですよね。
デカールなら手軽に、しかも後から自由に配置の調整が出来るというメリットがあります。
デメリットとしては、別でテクスチャを用意する分データ容量が増える、貼り付け先のマテリアルとのブレンド処理が必要になるといったあたりでしょうか。

ゲームでは背景モデルのディティールアップの他に、足跡やタイヤ痕、銃の弾痕など、プレイヤーの行動によって動的に生成されるものにも多く使われているようです。

UE4のマーケットプレイスには色々なデカールのアセットが比較的安価で販売されているので、チェックされてみると良いかと思います!
https://www.unrealengine.com/marketplace/ja/assets?count=20&keywords=decal&sortBy=relevancy&sortDir=DESC&start=0

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