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2024-05-28

三点照明をやってみよう

三点照明をやってみよう

こんにちは。大阪開発デザイナーのHです。
夕方になっても外が明るい時期になってきました。

今回は3DCGを始めた際に習ったものの(筆者は)いまいち使いこなせなかった三点照明について簡単にご紹介します。

三点照明とは、キーライト、フィルライト、バックライトの三つのライトで被写体を照らす手法です。三つのライトをうまく使うことで被写体を立体的に見せることができます。

実際にUE5のスポットライトを使って球体を照らしてみます。

 

①キーライト/KeyLight
三つのライトの中で最も明るいライトです。

一般的に被写体の45度くらいの角度で、被写体より高い位置に置かれます。
絶対に45度に置かないといけないというわけではないので、色々なところに置いてみてどんな影が出るか試してみてください。

 

②フィルライト/FillLight
キーライトの反対側の低い位置にある補助光です。
キーライトによってできた影を照らし、柔らかい印象を与えます。
現実の写真撮影の際はレフ板を用いる場合もあります。

 

③バックライト/BackLight
背景と被写体を分離する目的のライトです。
一般的には45度後ろに置かれ、被写体の輪郭を照らします。

(強めに入れるとシャープでかっこいい印象になるかも…。)

 

↓上から見るとこんな感じです。

↓それぞれのライトを一つずつ足していき、見比べてみました。

・キーライトのみ

 

・キーライト+フィルライト

 

・キーライト+フィルライト+バックライト
バックライトを入れることで背景と分離させることができました。

背景がある場合は周りの環境に合わせて色を変えてみると背景と馴染んで自然に見せられます。

 

実際にやってみるとライトの角度・ライトの強さ・ライトの色 など色々な箇所を気にしながら良い見た目を探していくことになるので、迷子にならないように完成形に近い資料を手元に置いて見比べてみることが大切です。

記事を書く際に色々調べてみてライティングの奥深さを感じました。これからも勉強を続けていこうと思います。

今回はUE5でやってみましたが、他のソフトで再現するときも基本的なところは変わらないので、皆さんもぜひ試してみてください。

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