Houdiniでのアニメっぽい雷エフェクトの作り方
こんにちは。デザイナーのKです。
12月の中旬に入り、急に寒くなってきました。
コロナの感染が日に日に増えていますが、今年も残り僅かなので皆さん手洗いに気を付けて今年を乗り切りましょう。
それでは、今回はHoudiniでアニメっぽい雷エフェクトを作成しようと思います。
雷エフェクトは色々な場面でよく使われますので、用途に合わせた雷のデータを作成しておけば少し調整するだけで、ゲームのエフェクトテクスチャや映像にも使用できると思います。
①まずグリッドを用意して、ある程度RowsとColumnsを高くします。
RowsとColumnsの数値を高くするのは高くしないと雷っぽくならないからです。
②ペイントでグリットの雷の部分を白く塗ります。
後でも調整ができるので、
大体の雷の形に塗ってください。
③Deleteで黒い部分を消す(雷の部分だけを残す)
必要のない部分を削除します。
④pointjitter、smooth、relax、subdivide、transformで雷の形にしていきます。
pointjitterの「Scale」と「Seed」にエクスプレッションを入力して数値が毎フレーム変動するようにして、雷の形を毎フレーム自動で変えています。
⑤後はcolorで色を付けたり、attributetransferを利用し、上から出現する動きをつけたりします。
Houdiniで最終的に下記のようにノードを繋げていきます。
その後、After Effectsで色、発光具合など調整すれば完成です。
これを応用すれば、3D上で作成しているので、カメラやモデルが動いても雷のエフェクトは特に動かさなくても問題ないです。
一度作成しておけば、モデルを変更するだけで、自動的にそのモデルにまとわりついた雷エフェクトが作れるので、時間短縮にもつながります。