[UE]多言語対応をやってみよう
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こんにちは。プログラマーのI.Hです。
今回はUnreal Engine(以下UE)の多言語対応について話したいと思います。
UEには基本的に「Localization Dashboard」という多言語管理システムが存在しています。
今回はその機能を用いてUIのテキストの多言語を簡単に管理する方法についての話となります。
まずは対象となるテキストについてですが、テキストの右に旗の印があるものが対象となります。
押してみると「Localize」項目にチェックが入っていることが確認できます。(基本設定がOnです。)
今回はこの「決定」という文言の多言語を入れてみましょう。
それでは、実際に管理メニューに移りましょう。
「Tools」→「Localization Dashboard」を押します。
「Localization Dashboard」に入るとこういう画面が表示されます。
既に一部の言語が存在していますが、今回はスペイン語を追加してみます。
一番下にある「Add New Culture」を押します。
続いて、スペイン語「Spanish」を押します。
新しくスペイン語が追加されました。
ここからが管理の本番となります。
まずは翻訳が必要なUIテキストを収集するために「Gather Text」を押します。
しばらく収集が進行されます。
完了(✅Gather Text)になったら「OK」を押して閉じてください。
続いて、スペイン語の右の方にあるアイコンの中で一番左のアイコン(Edit translation for this culture.)を押します。
先ほどの「決定」という文言を探します。
発見したらその右の方にスペイン語(または該当する言語)を書き込みましょう。
他の文言についても同じ対応を行ってください。
テーブルに翻訳文言を入れるだけでは最終データに反映されません。
もう一度「Gather Text」を行って、最後に「Compile Text」を押しましょう。
これでUEのカルチャーコードがスペイン(es)に設定されたら「決定」という文言がスペイン語の「Decisión」に表示されることになります。
UEの多言語対応については以上となります。
最近ではグローバルに向けてコンテンツをリリースすることが当たり前になっているので、多言語対応も必須となっています。
この方法を用いて様々な言語でコンテンツを提供していきましょう!